犬に人用シャンプーは使用できる?薄めるのもNG!ダメな理由を専門家が解説

犬に人用シャンプーは使用できる?薄めるのもNG!ダメな理由を専門家が解説

犬にとってシャンプーは皮膚の健康を保つために大切なことですが、シャンプーの際に人用シャンプーを使っても良いのではないかと考える飼い主さんもいるでしょう。

しかし、犬の皮膚は人間と違ってとてもデリケートで、人用シャンプーを使うと思わぬトラブルの原因になることがあります。

この記事では、犬に人用シャンプーを使うリスクや安全な犬用シャンプーの選び方をメディカルトリマーが解説します。

犬用シャンプーがないときの代替法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

■執筆者保有資格
メディカルトリマー、犬の皮膚被毛ケアリスト、ホリスティックケア・カウンセラー ほか

 

犬用シャンプーと人用シャンプーの違いは?人用との決定的な差がある

シャンプーなら犬用も人用も大して成分は変わらないと思うかもしれません。

しかし、犬の皮膚は人と比べて薄く、皮脂の量や皮膚のpH(ペーハー)も違います。
※pH :酸性・アルカリ性の強さを表す尺度

そのため、人用に作られたシャンプーを犬に使うと、皮膚トラブルを起こしてしまうこともあるのです。

ここでは、犬用シャンプーと人用シャンプーの基本的な違いについて知っておきましょう。

 

皮膚pHの違い

犬の皮膚は中性~弱アルカリ性で、人間の皮膚は弱酸性です。

そのため、犬用シャンプーは犬の皮膚のpHに合わせて、人用シャンプーは人間の皮膚のpHに合わせて作られています。

この違いによって、犬に人用シャンプーを使用すると皮膚のpHバランスが崩れ、皮膚のバリア機能が低下しやすくなるのです。

 

洗浄成分の違い

犬の皮膚は人間の皮膚の1/3程度の薄さしかありません。

犬用シャンプーは低刺激で犬の皮膚に優しい成分で作られていますが、人用シャンプーは皮脂や汚れをしっかり落とす強めの界面活性剤(かいめんかっせいざい)が含まれることが多い傾向にあります。

そのため、犬に人用シャンプーを使用すると必要な皮脂まで落としすぎてしまったり、刺激を与えてしまうことにもなりかねません。

 

香料の違い

犬の嗅覚は人間の数千〜1億倍とも言われています。

そのため、犬用シャンプーは香りを控えめにしたり、天然由来の香料を使用しているものが多いです。

一方、人用シャンプーは香りの良さを重視して作られているため、香料などが多く配合されていることがあります。

犬は嗅覚が非常に鋭く、人工的な香りはストレスや不快感につながることも考えてあげなければいけません。

 

犬に人用シャンプーを使用するリスク

前述したように、犬用シャンプーと人用シャンプーはそもそもの目的が異なります。

「薄めれば大丈夫でしょ」「赤ちゃん用なら使えるのでは?」と思われがちですが、どちらも人間に向けて作られていることには変わりがありません。

どんなに低刺激をうたったシャンプーでも、弱酸性の皮膚を対象に調整されているため、犬の皮膚に負担をかけてしまうのです。

ここでは、犬に人用シャンプーを使用するリスクを見ていきましょう。

 

皮膚トラブルを起こしやすくなる

犬に人用シャンプーを使うと、必要な皮脂まで落としすぎたり皮膚のpHバランスを崩してしまうため、皮膚トラブルを起こしやすくなります。

特に皮膚が敏感な犬や高齢犬では、わずかな刺激でも皮膚の赤みやかゆみを引き起こす可能性もあり、注意が必要です。

また、皮膚が乾燥してフケが増えたり、被毛がパサついたりすることも見られるでしょう。

犬の皮膚の乾燥については、以下の記事をチェックしてみてくださいね⇩

 愛犬の皮膚がカサカサ!原因や自宅できるケアと病院に行くべき目安を解説

 

アレルギーを起こす可能性がある

人用シャンプーには、使用感や香りを良くするためにさまざまな人工の添加物が使用されています。

これらの人工的な成分は犬にとって刺激になることがあり、犬によっては発疹やかゆみなどのアレルギー反応を起こしてしまうこともあるのです。

特に、シャンプーの洗い残しは犬用シャンプーであっても皮膚トラブルを起こすことがあります。

そのため、刺激の強い人用シャンプーでは、さらに皮膚への負担が大きくなる可能性があるので使用はおすすめできません。

犬のかゆみについては、こちらをご覧ください⇩

 愛犬の皮膚のかゆみを何とかしてあげたい!考えられる原因と対処法を解説

 

犬用シャンプーを選ぶポイント

犬の皮膚は人用シャンプーの影響を受けやすいように、飼い主さんが思っている以上にデリケートです。

そのため、シャンプー選びは慎重に行う必要があります。

ここでは、愛犬に合ったシャンプーを選ぶポイントを見ていきましょう。

 

低刺激のものを選ぶ

犬用シャンプーを選ぶときは、低刺激のものがおすすめです。

近年は、天然由来の成分で作られているものもたくさん販売されています。

シャンプーという性質上、完全無添加のものはほとんどありませんが、できるだけ添加物が少ないものを選んであげると安心です。

 

保湿に配慮されているものを選ぶ

犬の皮膚はもともと乾燥しやすく、皮膚が健康な犬でも毎日の保湿が理想です。

シャンプーによってより乾燥しやすくなるため、保湿に配慮されているものを選ぶと皮膚のうるおいを保ちやすくなります。

<h3>全成分の表示があるものを選ぶ</h3>

犬用シャンプーは人用シャンプーのように全成分を表示する義務がなく、成分が省略されているものが多いです。

そのため、全成分が表示されているものを選ぶと、成分内容を確認できるので安心して使用できます。

 

薬用シャンプーは獣医師に相談する


薬用シャンプーは通常のシャンプーとは異なり、必要のない犬に使用すると皮膚トラブルの原因になることがあります。

薬用シャンプーの購入や使用を検討している場合は、まずは獣医師に相談しましょう。

犬の皮膚病については、以下の記事もチェックしてみてくださいね⇩

 犬の皮膚病|症状・種類・原因とケア方法をメディカルトリマーが解説

 

犬用シャンプーがないときの代替法2つ

いざ愛犬のシャンプーをしようと思ったら、手元に犬用シャンプーがなかったということもあるでしょう。

その場合も、無理に人用シャンプーを使用する必要はありません。

ここでは、犬用シャンプーがないときの代替法をご紹介します。

 

ぬるま湯で洗う

36〜37℃のぬるま湯で、優しく洗い流してあげましょう。

シャンプーのような洗浄力はありませんが、毛に付いたほこりや軽い汚れならぬるま湯でも洗い流すことができます。

 

湿らせたタオルで拭く

お湯で湿らせたタオルで体を拭いてあげることも効果的です。

水に浸したタオルを軽く絞り、ビニール袋に入れて電子レンジで30秒程度温めたものでもかまいません。

拭いたあとは乾いたタオルで水分をしっかり取り、必要に応じてドライヤーの冷風で乾かしてあげると皮膚への負担も少なくなりますよ。

自力で立つことが難しい老犬なども、この方法がおすすめです。

 

犬用シャンプーなら「ハダファイン」がおすすめ!

犬用シャンプーにおすすめなのが、低刺激で犬の皮膚にやさしい「ハダファイン」です。
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主成分が大豆由来の乳酸菌代謝物質で、皮膚の常在菌に働きかけて皮膚を健やかに保ってくれます。

 ■ハダファインがおすすめの飼い主さん
・愛犬の皮膚に悩みがある
・愛犬の皮膚を健康に保ちたい
・保湿ケアができるものを探している
・安心して使えるものがいい
・手軽に使えるものがいい など

ハダファインは、1つ1つ個包装になっているため、使い切れずに古くなってしまう心配もありません。

そして、最大のポイントは洗い流す必要がないことです。
ハダファインは、「皮膚に成分を残す」ことでより実感しやすくなります。
通常、シャンプー剤のすすぎ残しは皮膚トラブルの原因になりますが、そうした点の心配がないのも嬉しいですね。

また、ハダファインを水で10倍希釈すると、毎日の保湿ケアにも使用できるスプレーになります。

私もさまざまな使い方で愛犬に使ってみましたが、使い勝手がとても良かったですよ!詳しいレビューは、こちらをチェックしてみてくださいね⇩

 【レビュー】ハダファインを愛犬に使ってみた|専門家が使用感を本音でレポ
 ハダファインをスプレー化して愛犬に使ってみた!専門家の使用レビュー

おすすめの使い方は、シャンプーで使用した分の残りをスプレーボトルに入れて、ブラッシングやお散歩後のお手入れに使う方法です。
これなら、無駄なくいつでも新鮮な状態で、皮膚にやさしいケアができますよ。

 

まとめ


犬の皮膚は人間とは異なり、人用シャンプーの使用はおすすめできません。

犬にとって人用シャンプーはさまざまなリスクがあり、愛犬のためにも犬用シャンプーを選んであげることが大切です。

手元に犬用シャンプーがない場合でも、ぬるま湯での洗い流しや湿らせたタオルでのケアなどで代用できます。

愛犬の皮膚の健康を守るためにも、人用シャンプーは使わないようにしてあげてくださいね。

 

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執筆者:高田(メディカルトリマー、犬の皮膚被毛ケアリスト、動物介護士、ペットフーディスト ほか)

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