愛犬の皮膚のカサカサが気になる飼い主さんは多いですが、どう対策したら良いか、動物病院に行くべきか目安がわからないという方もいるのではないでしょうか。
犬の皮膚のカサカサは、皮膚トラブルを引き起こす原因となりやすいため、適切にケアしてあげることが大切です。
そこで今回は、犬の皮膚がカサカサする原因やケア方法を、メディカルトリマーの私が解説します。
動物病院を受診する目安についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
■ 執筆者保有資格 メディカルトリマー、犬の皮膚被毛ケアリスト、動物介護士、ペットフーディスト ほか |
犬の皮膚がカサカサになりやすい理由
そもそも、なぜ犬の皮膚はカサカサになりやすいのでしょうか。
犬の皮膚の構造や特徴を知っておくと、乾燥対策や日頃のケアの重要性がより理解できるでしょう。
最初に、犬の皮膚について知っておきましょう。
犬の皮膚はとても薄くデリケート
犬の皮膚の厚さは、人間の皮膚の厚さにくらべて約1/3程度と薄く、とてもデリケートです。
そのため、外部からの刺激や乾燥、気温、湿度の変化などの影響を受けやすくなっています。
さらに、皮膚が薄い分、皮膚のバリア機能も人より弱く、ちょっとしたことで皮膚の状態が乱れることがあるのです。
皮脂量が少なく水分を保持しにくい
皮脂は、皮膚表面で薄い膜をつくり、水分の蒸発を防ぐと同時に外部刺激から皮膚を守る大切な役割を担っています。
しかし、犬の皮膚は健康な状態でも、もともと皮脂の分泌量が少ないという特徴があり、皮膚の水分を保持しにくく、カサカサが起こりやすくなるのです。
犬の皮膚がカサカサになる主な原因4つ
犬の皮膚はもともとカサカサになりやすいですが、カサカサになる原因は皮膚の薄さや皮脂量が少ないだけではありません。
ここでは、犬の皮膚がカサカサになる主な原因について見ていきましょう。
① 室内が乾燥している
冬場の暖房や夏場の冷房は、空気中の水分を奪いやすく、室内が乾燥しやすくなります。
人間でも乾燥した部屋にいると皮膚がカサカサになるように、犬も同じように皮膚の表面から水分が奪われ、カサカサになってしまうのです。
特に冬場、加湿器などで加湿対策を行っていない場合では、より乾燥を招く原因となります。
また、こたつが大好きなワンちゃんの場合は、皮膚が乾燥してフケ状になるケースも。
ペット用のこたつなどを上手に活用しましょう。
② シャンプーのしすぎやすすぎ残しがある
過度なシャンプーやすすぎ残しがある場合も、犬の皮膚をカサカサにしてしまう原因のひとつです。
シャンプーのしすぎは、皮膚を守るために必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
また、すすぎ残しがあると毛穴に詰まって皮膚のターンオーバーを乱したり、皮脂を過剰に奪ってしまうため、乾燥や皮膚トラブルを引き起こしやすくなるのです。
③ 栄養の過不足がある
犬に必要な栄養素が足りなかったり逆に偏った栄養が多すぎたりすると、皮膚の水分や油分のバランスが崩れ、乾燥してカサカサになりやすくなります。
皮膚の健康と食事は深くかかわっており、栄養の過不足があると以下のような影響が現れることもあります。
【栄養の過不足による皮膚への影響の一例】
-
タンパク質の不足
…皮膚の弾力低下や乾燥 -
ビタミンAの不足
…皮脂膜の減少 -
必須脂肪酸の不足
…乾性脂漏症や皮膚層への影響 -
脂質と糖質が過剰
…皮膚の抵抗力の低下や皮脂の質の変化 など
このように、栄養バランスの乱れは皮膚の状態に直結するのです。
④ 加齢によるもの
人間と同じように、犬も年を取ると皮脂腺が衰えたり皮膚の水分保持力の低下、皮膚の再生力が低下するため、カサカサしやすくなります。
加齢による皮膚のカサカサは避けることはできないので、日頃から保湿や皮膚のケアを意識してあげることが大切です。
犬の皮膚がカサカサしているときに見られる症状
犬の皮膚がカサカサしているときは、乾燥肌になっていることが考えられます。
乾燥肌のときには以下のような症状が見られるので、愛犬に当てはまるかチェックしてみましょう。
- フケが出る
- 被毛がパサついている
- 毛並みが悪い
- 皮膚がカサカサしている
- 皮膚に赤みやかゆみがある など
乾燥肌になると、皮膚だけでなく被毛にもその影響が現れ、切れ毛や毛玉が増えることもあります。
また、かゆみが酷くなれば掻き壊しなどの二次的な皮膚トラブルを起こしてしまうこともあるため、注意が必要です。
ただし、これらの症状は単なる乾燥肌だけでなく、アトピー性皮膚炎や細菌・真菌感染などの皮膚病でも見られることがあります。
そのため、自己判断せずに動物病院を受診することが大切です。
【関連記事】
犬の皮膚病|症状・種類・原因とケア方法をメディカルトリマーが解説 |
犬の皮膚のカサカサで動物病院を受診する目安
犬の皮膚がカサカサしている場合、必ずしも病気が原因とは限りません。
しかし、以下のような状態が見られるときは、早めに動物病院を受診することをおすすめします。
- 不快そうにしている
- しきりに舐めたりかゆがる様子が2~3日続く
- 舐める範囲が広い
- かゆみが強い
- フケが目立つ
- 皮膚がただれている
- きついニオイがする など
皮膚病が原因の場合は、早期に治療を始めることで治りが早くなる場合が多くあります。
また、皮膚病でなくても長引くかゆみは犬のストレスになったり、二次的な皮膚トラブルを起こす原因となってしまうため、早めの対処が大切です。
皮膚がカサカサする犬に自宅でできるケア方法
犬の皮膚がカサカサするのはさまざまな原因がありますが、カサカサした状態をそのままにすると、皮膚の状態を悪化させ、皮膚トラブルを引き起こすリスクが高まります。
皮膚の状態を健やかに保ってあげるためにも、日頃からしっかりケアしてあげましょう。
① 犬の皮膚を保湿する
健康な皮膚の犬でも、毎日保湿してあげるのが理想です。
皮膚がカサカサしている犬では、1日2回の保湿を意識してみましょう。
近年は犬用の美容ローションや保湿剤もさまざま販売されています。
毎日使用する場合では、手軽に使用できるスプレータイプや使い勝手の良いローションタイプを選ぶのがおすすめです。
また、シャンプー後は必ず保湿してください。
なお、保湿剤などは皮膚に残るため、愛犬の口に入っても問題ない成分でできているものを選ぶようにしましょう。
② シャンプー頻度を見直す
犬のシャンプーの頻度は月に1回が目安です。
体力が落ちている高齢犬では2か月に1回を目安とし、汚れてしまったときは部分的に洗ったり水のいらないシャンプーなどで対応しましょう。
また、シャンプー剤は天然由来成分でできているような低刺激なものを選び、できる限り皮膚の負担を少なくしてあげることが大切です。
近年は保湿やシャンプーが一度にできる入浴剤タイプの製品などもあるので、上手に活用してみてくださいね。
③ 室内の温度や湿度の管理をする
室内が寒かったり乾燥していると、犬の皮膚のカサカサも促進させてしまうため、室内の温度や湿度の管理も行いましょう。
■ 室温・湿度の目安
室温…25%前後 |
ただ、湿度が高すぎると熱中症のリスクが高まったり、心臓に負担をかけやすくなります。
50%程度を目安に、高すぎれば除湿器、低すぎれば加湿器を使用して、調整してあげましょう。
④ 犬服の素材にも配慮する
犬服は綿やオーガニックコットンなど、通気性が良く柔らかい素材を選びましょう。
ポリエステルなど化学繊維は摩擦や静電気でかゆみを悪化させることがあるため、皮膚がカサカサの犬には不向きな場合があります。
犬服は、ほこりやちょっとした摩擦など外部の刺激から皮膚を守ることができ、乾燥して敏感になっている皮膚の保護にも役立ちます。
⑤ 食事内容を見直す
栄養バランスが偏った食事になっていないか、食事内容を見直してみましょう。
皮膚や被毛を健康に保つためには、良質なタンパク質や良質な脂質を摂取するだけでなく、必須アミノ酸や必須脂肪酸、ビタミンやミネラルなどをバランスよく取ることが大切です。
総合栄養食のドッグフードであれば、犬に必要な栄養がバランスよく含まれていますが、体質によって合う合わないはあるため、愛犬に合ったドッグフードを探してあげることが大切です。
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まとめ
犬の皮膚のカサカサは単なる乾燥に見えても、放置すればかゆみや炎症、皮膚病のリスクに繋がる恐れがあります。
皮膚をカサカサにさせてしまう原因はさまざまで、原因もひとつとは限りません。
環境や食事など、日常のちょっとしたことも影響します。
だからこそ、愛犬の皮膚や被毛の状態をよく観察し、日頃から適切なケアを取り入れることが大切です。
愛犬の皮膚の健康を守り、快適な毎日が送れるようにサポートしてあげてくださいね。
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執筆者:高田(メディカルトリマー、犬の皮膚被毛ケアリスト、動物介護士、ペットフーディスト ほか)