犬の皮膚が赤いときは要注意?原因とケア・受診目安を専門家が解説

犬の皮膚が赤いときは要注意?原因とケア・受診目安を専門家が解説

愛犬の皮膚が赤くなっているのを見て、「皮膚が赤いのは何かの病気?」「どうしてあげたらいいの?」と心配になっているのではないでしょうか。

犬の皮膚が赤いときは何らかのトラブルを抱えている可能性が高く、早めに対処してあげることが大切です。

そこで今回は、犬の皮膚が赤いときに考えられる原因や自宅でできるケア方法をメディカルトリマーの私が解説します。

動物病院を受診する目安についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

 ■ 執筆者保有資格
メディカルトリマー、犬の皮膚被毛ケアリスト、動物介護士、ペットフーディスト ほか

 

犬の皮膚が赤いときに考えられる原因4つ

犬の皮膚はとてもデリケートで、外部からのちょっとした刺激にも敏感に反応してしまうことがあります。

そのため、皮膚トラブルを起こしやすく、赤みとして表れることも少なくありません。

とは言え、「皮膚が赤い」と言っても原因はさまざまで、単に皮膚の問題だけでなく体の内側の問題で起こることもあるのです。

ここでは、犬の皮膚が赤いときに考えられる原因を見ていきましょう。

 

①換毛期のトラブルによるもの

ダブルコートの犬種は、春と秋ごろに、毛がごっそり抜ける換毛期があります。

 ■ ダブルコートの犬種の例

チワワ、ミニチュアダックス、ポメラニアン、柴犬、コーギー、ゴールデンレトリバーなど

換毛期は、古い毛(死毛)が抜けて新しい毛に生え変わる大切な時期です。

しかし、ブラッシング不足などで抜け毛が毛穴に残ったままになると、新しい毛が生えにくくなったり、毛穴の炎症(毛嚢炎/毛包炎)を起こして赤みやかゆみの原因になることがあります。

また、毛が上手く生え変わらなかったり、抜け毛が皮膚表面にとどまっていると蒸れやすく、雑菌の繁殖によって皮膚トラブルのリスクが高まります。

 

②乾燥によるもの

犬の皮膚は薄く、皮脂の分泌量も少ないため、水分を保持しにくく乾燥しやすいという特徴があります。

乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、ちょっとした外部の刺激でも炎症を起こして赤みやかゆみが出やすくなってしまうのです。

さらに、かゆみを感じた犬が舐めたり掻いたりすることで、二次的に赤みが強まってしまうこともあります。

犬の皮膚の乾燥については、こちらの記事もご覧ください⇩

 愛犬の皮膚がカサカサ!原因や自宅できるケアと病院に行くべき目安を解説

 

③アレルギーによるもの

犬によっては、食べ物やノミ・ダニ、花粉、ハウスダストなどにアレルギー反応を起こして、皮膚に赤みが出ることがあります。

 ■ 犬の3大アレルギー

・食物アレルギー
…食材に含まれるタンパク質がアレルゲン

・環境アレルギー(アトピー性皮膚炎)
…花粉や室内ダニ、細菌やカビなど環境中にあるものがアレルゲン

・ノミアレルギー
…ノミの唾液がアレルゲン

何がアレルゲンになるかは犬によって異なりますが、アレルゲンが体内に入ると免疫が過剰に反応して、皮膚の赤みやかゆみを引き起こします。

特に顔まわりや足先、わきの下、内股などは症状が出やすく、繰り返し掻いたり舐めたりすることでさらに悪化しやすくなります

※食物アレルギーで両目の下が赤くなっている愛犬

実際に私の愛犬は重度の食物アレルギーで、ほとんどの食材に反応してしまうため、常に目の下が赤い状態です。

現在は涙やけもあるので皮膚の色が分かりにくくなっていますが、治療を続けている今でも赤みは治っていません。

 

④皮膚の感染症によるもの

犬の皮膚は、細菌や真菌、寄生虫などによる感染症で赤くなることもあります。

 ・細菌感染(膿皮症など)
…皮膚の赤みや膿疱、かさぶたが見られる

・真菌感染(マラセチアや皮膚糸状菌など)
…皮膚の赤みやかゆみ、フケ、ベタつき、脱毛などが見られる

・寄生虫感染(ニキビダニや疥癬など)
…皮膚の赤みや強いかゆみ、炎症や脱毛が見られる

皮膚の感染症は赤みだけでなくかゆみを伴うことも多く、掻き壊すことで更に悪化して二次感染につながることも少なくありません。

犬の皮膚病については、以下の記事もチェックしてみてくださいね⇩

 犬の皮膚病|症状・種類・原因とケア方法をメディカルトリマーが解説

 

犬の皮膚が赤いときに動物病院に行く目安

愛犬の皮膚が赤いときに、どんなタイミングで受診するか迷うこともあるのではないでしょうか。

たとえ愛犬が元気そうにしていても、以下のような症状が見られたときは早めに動物病院を受診しましょう。

・皮膚の赤い部分が広がっている
・皮膚の赤みが強い
・皮膚の赤みが長期間続いている(目安は4日以上)
・皮膚に突然ブツブツや水ぶくれができた
・かゆみが続く
・強いかゆみがある
・脱毛がある
・大量のフケが出る など

これらの症状が見られるときは、皮膚の感染症やアレルギーなどの病気の可能性もあります。

自己判断せず、気になることがあったら獣医師に相談することが大切です。

【関連記事】

犬の脱毛の原因は?病院に行く目安とケア方法をメディカルトリマーが解説
 犬のフケの原因は?自宅でできるケア方法をメディカルトリマーが解説

 

犬の皮膚が赤いときの自宅でのケア方法

愛犬の皮膚が赤いと、心配でなんとかケアをしてあげたいと思いますね。

しかし、間違った方法でケアをすると、かえって赤みを悪化させてしまうこともあるので注意が必要です。

ここでは、自宅でできるケア方法についてご紹介します。

 

シャンプー剤の見直し

皮膚が赤くなっているときは特に、刺激の強いシャンプーを使うと皮膚の状態を悪化させてしまう可能性があります。

天然由来の成分でできているような低刺激で保湿成分が含まれたシャンプーを選び、36〜37℃程度のぬるま湯で優しく洗ってあげることが大切です。

シャンプーの頻度は、皮膚の状態に応じて異なるため、獣医師に確認しましょう。

なお、感染症などの場合は獣医師からシャンプー剤を処方されることもあります。

その場合は、指示されたシャンプー剤を使用してください。

 

保湿ケアを行う

乾燥は皮膚の赤みやかゆみを悪化させる原因になります。

シャンプー後の保湿はもちろん、毎日1〜2回は犬用ローションやスプレーで水分や油分を補い、皮膚のバリア機能をサポートしてあげましょう。

また、室内の湿度管理も重要なポイントです。

乾燥した室内は皮膚の乾燥を招くため、加湿器などを使って50%程度の湿度になるように調整しましょう。

ただし、湿度が高すぎると皮膚が蒸れやすくなって皮膚トラブルの原因となってしまうため、低すぎず高すぎずをキープしてあげることをおすすめします。

 

食事管理を行う

皮膚と食事は密接に関係しているため、栄養バランスの整った食事を与えることが大切です。

まずは、総合栄養食を基本にし、良質なたんぱく質や必須脂肪酸、ビタミンをしっかり摂れるよう心がけましょう。

ただし、食物アレルギーが疑われる場合は少し異なります。

 ・アレルゲンが特定できている場合
…アレルゲンとなる食材が含まれていないフードを選ぶ

・アレルゲンが不明な場合
…獣医師と相談しながら除去食や療法食で確認していく

できるだけ食物アレルギーが起きないように配慮してあげることで、皮膚の赤みも落ち着きます。

また、必要に応じてサプリメントを取り入れてもいいでしょう。

その際は、与えてもいいか獣医師に確認すると安心です。

 

生活環境を清潔に保つ

赤みに配慮して愛犬の皮膚の健康を保つためには、生活環境を清潔に保つこともケアのひとつです。

ノミやダニ、ハウスダストが多い環境は皮膚の状態を悪化させてしまったり、皮膚病を招く原因となります。

愛犬のベッドやマットをこまめに洗濯したり、こまめに掃除機をかけたり、空気清浄機などを設置してあげましょう。

 

愛犬の皮膚ケアには「ハダファイン」がおすすめ!

愛犬の自宅でのケアにおすすめなのが、大豆由来の乳酸菌代謝物質で作られている「ハダファイン」です。

ハダファインは、シャンプーや入浴剤、ボディローションとさまざまな使い方ができます。

デリケートな犬の皮膚に優しく、食品でできているため、愛犬が舐めてしまっても問題ないのは安心ポイントでしょう。

こんな悩みがある飼い主さんには、ぜひ試してみてほしい皮膚ケアアイテムです。

・愛犬の皮膚に悩みがある
・愛犬の体のニオイが気になる
・皮膚に優しい成分のものを探している
・安心して使えるものを探している
・手軽にケアできるものがいい など

ハダファインは皮膚に成分をとどめることでケアに役立つため、洗い流す必要もないのは手軽で嬉しいですね。

水で10倍に希釈すれば、保湿スプレーとしても使える優れモノ!
スプレーなら気になったときにサッと使えるので、毎日の保湿ケアも簡単ですよ!

匂いもよく、サラッとしていてとても使いやすいケアグッズです。

私が実際に使ってみた詳しいレビューは、こちらからご覧くださいね⇩

 【レビュー】ハダファインを愛犬に使ってみた|専門家が使用感を本音でレポ
 【レビュー】ハダファインをスプレー化して愛犬に使ってみた!専門家の使用レビュー

 

まとめ

犬の皮膚が赤いときの原因はさまざまですが、「皮膚が赤い」というのは病気のサインであることが多いです。

自己判断せず、できるだけ早めに動物病院を受診しましょう。

また、あわせて飼い主さんが自宅でできるケアを取り入れることで、皮膚の健康を守りやすくなります。

愛犬に快適に過ごしてもらうためにも、できることから少しずつでもケアを始めてあげてくださいね。

 

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執筆者:高田(メディカルトリマー、犬の皮膚被毛ケアリスト、動物介護士、ペットフーディスト ほか)

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